こんにちは、りゅういちです。
新宿と町田で楽読スクールを運営してます。
インストラクター歴はもうすぐ9年になります。
楽読インストラクターを養成するトレーナーというお仕事も3年ほどさせていただいていました。
本記事からシリーズで、インストラクター養成生にお伝えしていた「楽読MVP」について書いていきます。
楽読MVP解説メニュー
【第1講】楽読MVPを語る前の前提共有
【第2講】楽読ミッション(M)について
【第3講】楽読ビジョン(V)について
【第4講】楽読ポリシー(P)について
このシリーズ執筆の目的は下記3点です。
- 楽読の世界観をもっと多くの方に知って欲しい
- 楽読インストラクター養成生の学びを深める資料として活用して欲しい
- 僕自身を含め、現役インストラクターがいつでも見れて、原点に立ち返れる資料を残しておきたい
第一講の今回は、楽読MVPを語る前の前提共有をしておきたいと思います。
それではさっそく、見ていきましょう。
目次
楽読MVPを語る前の前提共有

先日、こんなツイートをしました。
これから楽読のMVPについて書いていきますが、大事なことは
それが正解なんだと思って読まないこと
です。
なぜかと言うと、楽読というのは強制がない世界だからです。
もちろん、楽読内にもルールというものがありますが、それはみんなの安全を守るために交通ルールのようなもので、「こうしなきゃダメ」と押し付けるようなものではありません。
また、先輩後輩や検定員(旧トレーナー)、理事などの役職はありますが、上下関係ということではありません。皆、フラットな関係です。
だから
- 「先輩が言っているから正解なんだ」
- 「トレーナーが言っているから正解なんだ」
- 「理事が言っているから正解なんだ」
とか、逆に
「私は楽読を知ったばかりで、まだまだ何も知らない」
というふうに思わないで欲しいのです。
この記事では、
「僕は楽読MVPに対してこう解釈しています」
「ここにはこういう思いがあるのではないかと感じています」
ということを書いていきたいと思っています。
なので、「それが正解なんですね」と思うのではなく、
「りゅういちさんはそう思っているんですね。じゃあ私はどう感じる?」
と、常に自分の思いを大切にする姿勢でいて欲しいと思います。
楽読MVP
M(ミッション):人が本来あるべき姿へ還る環境提供
V(ビジョン):世界ニコニコピース
P(ポリシー):すべてのベースは愛基準
できるならば、このMVPを読んで「自分が何を感じるのか」を感じてみてから、この記事を読んでいただけると嬉しいです。
改めてお伝えしますが、
このシリーズで書いていく内容は正解ではない
ということを強く伝えておきたいと思います。
まずは言葉の定義をはっきりさせる
こんなツイートもしました。
楽読のMVPをお伝えする前に、そもそも「ミッション(M)」「ビジョン(V)」「ポリシー(P)」とは何なのという、言葉の定義から入っていきたいと思います。
なぜかと言うと、同じ言葉でも人によって定義が違うからです。 単語についている思い込み概念が違います。
なので、まずは言葉の定義が何なのかというところから共有していきたいと思います
ミッション(Misson)とは

ミッションには「使命、存在意義、役割」という意味がありますが、もうすこしかみ砕いて言えば、自分の命の使い方であり、
- 自分の時間、自分の個性を何のために使うのか
- どのように自分の人生を生きたいのか
という問いです。
それを自分に問いかけながら、自分自身のミッションを言語化していきます。
ミッションは小さくたっていい
「使命」と聞くと、何か大きなもの、壮大なものを想像しがちです。そして、「私には使命という大きなことは言えない...」という方も中にはいらっしゃるかもしれません。
しかし、使命に大小はありません。が大きなものでなくてもいいです。あまり力まずに、今の自分に一番しっくりくるもので言語化すればいいのです。
目標高低度の法則
ミッションは小さくてもいいのですが、一つ心に留めておいて欲しいことがあります。それは「視座の高さも重要だ」ということです。
たとえば、日本一低い山をご存知ですか?
標高3メートル、宮城県仙台市の宮城野区にある「日和山(ひよりやま)」です。
(大阪にある天保山という説もあります)
画像出典:Tenki.jp「2021年は8月8日が山の日!日本一低い山」
では、日和山に登るときに必要なものは何でしょうか?
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とくにありませんよね。
歩ける身体があれば誰でも登れます。
では世界一高い山は何でしょう?
ご存知の通り、エベレスト(チョモランマ)です。標高8,848メートル。

では、エベレストに登るために必要なものは何でしょうか?
登山するのに必要な装備が相当ありますし、入山料(1人100万以上?)、現地へ赴くまでの渡航費はもちろん、滞在費や登山ガイドとして高地での生活に慣れているシェルパやスタッフも雇わなければなりません。
日和山を登るのと全く違ってくるわけです。
つまり何が言いたいかというと、
何を目標にするかで引き出されるものが大きく変わる
ということです。
高い目標に挑戦するからこそ、人として大切な価値をつかめる
のです。
これを目標高低度の法則といいます。
「ミッションは最初は小さくてもいい。でも視座を高めていくという努力も大事」ということを、心に留めておいて欲しいと思います。
ビジョン(Vision)とは

ビジョンとは理想像、未来像、展望ですが、楽読でのビジョンの意味は、
あなたが自分自身のミッションをもって生きたら、どんな世界が見えるのか、どんな世界が出来上がっていくのか
です。自分の見たい世界のことを言います。
そして大事なことは、それに加えて
すでにそうなっている世界のことでもある
ということです。
これ、どういう意味かわかりますか?
ここをすこし説明しますね。
望まない世界を実現してしまう思考
楽読インストラクター養成生のMVP発表を聞かせてもらうとき、こんな方がいらっしゃいます
「私、こんなビジョンがいいんです。
でも現実はまだまだそうなってない。
だからこんな(ダメな)世の中を変えるためにがんばります!」

みたいな人です。
「この世の中を変えるために、まだまだもっとやらなければいけない」
そう強く思っているわけです。
この気持ち、すごくよくわかります。
わかるのですが、こういう場合、どういうところに思いを馳せているのかというと、「まだそうなっていない世界」です。
この状態だと、意識は「まだそうなっていない世界」にフォーカスされているので、「まだそうなっていない世界」を現実化します。
ですので、ビジョンのところで大事なことは
「それが自分の見たい世界でもあり、もうすでにそうなっている」と思いながらビジョンを見たり語ること」
です。
これはとっても大事なところです。
ポリシー(Policy)とは
ポリシーとは、政策、方針、規定などの意味を持つ英単語ですが、ここでは信念や信条、行動指針です。
何か行動するとき、何か自分が発するときに、「この基準に基づいてる言動になってるかな」という基準になるものです。
自分が何を一番大切にしているか
というふうにも言っていいでしょう。
なぜ仮検定でMVPを発表するのか?
楽読インストラクターになるには、
- 仮検定
- 本検定
の2つの検定を合格する必要があります。
そして仮検定の内容の一つに、「自分のMVPをつくり、それを45分以内で発表する」というMVP発表があります。
ではなぜ、このMVP発表が設けられているのか?
ここは、楽読をつくった平井ナナエの言葉を借りたいと思います。
楽読にはMVPがあります。 楽読のMVPは楽読そのものです。
楽読の存在意義、存在する意味がMVPに込められています。楽読も一つの生命体です。
なので、楽読インストラクターを目指すその人自身にもMVPがあるはずだと思いました。その人のMVPが楽読と繋がったから、楽読インストラクターを目指しているはずだと感じました。
「自分自身のMVPを明確化することで、その人が生きる意味、意義をみつけ、楽読インストラクターになる意義、意味を明確にしてほしい」
そういう想いで、MVPを話してもらうことにしました。
その人が自分自身のMVPを明確にすることで、その人がさらにリターントゥヒューマンすると感じています。
楽読のミッションは「人が本来あるべき姿へ還る環境提供」。だからこそ、楽読インストラクター自身がリターントゥヒューマンしていていただきたい。
そのために自分自身のMVPを明確化し、自分の生きている意味、意義を明確にし、日頃から「本来の自分の姿」で生きていただきたくて、MVPを話していただくプログラムを作りました。
ー 楽読創始者・平井ナナエ ー
このMVP発表をつくる過程で、インストラクター養成生は自分自身の人生を振り返り、自分自身と向き合い、自分自身を磨く時間を持つことになります。
さらに発表の練習する際に仲間からフィードバックをもらったり、検定のときに検定員からのフィードバックをもらうことで、より自分を成長させていくことができます。
このMVP発表が、自分の財産になります。
※このMVP発表を経験してみたい方は、楽読オンラインカレッジに進むことをお勧めします。
楽読オンラインカレッジ(ROC)
楽読インストラクター養成コースに興味がある方はコチラをご覧ください。
今回は以上となります。
次回は楽読のミッションについて深掘りしていきます。
それでは、おつかれさまでした。
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